ブックタイトルPOCKET ORCHESTRAL

概要

POCKET ORCHESTRAL

　▼その日に収穫したての新鮮野菜が並びます▼ 旬の野菜の情報や、美味しいお料理の仕方も相談できます無料アプリ「COCOAR2」をインストールして誌面にスマホをかざすと動画をご覧いただけます。国立市人口／76,256 人面積／8.15 ?※2019年11月1日現在顔が見える安心「くにたち野菜」直売所野菜でつながるまちと人。くにたち野菜を知って、自分のまちがもっと好きになる佐伯雅宏さん（左・JA 東京みどり国立地区農産物直売所 代表）と佐伯渡さん（右）　　撮影／小櫻ようこ〈さくらWORKS〉国立市と言うと閑静な住宅地をイメージする方も多いかもしれませんが、南部には田畑が広がり、農家さんが１年を通して様々な農産物を生産しています。国立の農業の特徴は「消費地にとても近い」こと。農地があるエリアから１?２ｋｍ行けば、住宅や飲食店が並ぶ市街地です。なかでも採れたての旬な農産物をお得に買えるのが、農家さんによる直売です。ＪＲ谷保駅近くに昨年オープンしたＪＡ東京みどり国立地区「農産物直売所」。農家さんから直接野菜を買うことができます。代表の佐伯雅宏さんにお話をうかがいました。「以前はＪＡの駐車場に軽トラックと簡易テントをおいて直売をやっていたんですが、その頃からずっと買いにきてくれる方も多いんですよ。私達もお客さんとお話をするのは楽しみです。」お客さんのためにも、品質にはこだわっています。「その日に収穫した新鮮な野菜だけ。しかもなるべく高規格のＡ品でそろえるようにみんなで日々努力しています。」「おたがいに「顔が見える」ことが大事。」とメンバーの佐伯渡さんも言います。「生産者と話ができると安心して買っていただける。こっちもお客さんの顔が見えると「がんばって良いもの作ろう」って思えますしね。」新しい取り組みも動き出しています。渡さんをはじめ12名の農家さんは、「くにたちイタリア野菜研究会」を立ち上げました。「ルッカ市との交流を機に、私達もくにたちを盛り上げようと思ったんです。」イタリア関連の商店による「くにたち・イタリア商店の会」と連携し、市内飲食店にイタリア野菜を提供することを目指しています。「飲食店の方々とも顔の見える関係をつくっていきたいですね。」